自然界から学ぶ「男同士の厳しい争いに勝ち抜く」ための戦略

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野生動物のオスにとって、メスを巡る争いは激しいものです。時には、命がけで戦う場合もあります。野生動物のオスは、自分の子孫を残すために必死なのです。 オスは、自分では子供を産むことができませんので、どこかで「メスに選んでもらう必要」があります。メスに全く選ばれることがないオスは、子孫を残すことができないのです。子孫を残したいと思うオスは、メスに選ばれる方法を考える必要があります。人間であれば、頭脳を使って戦略的に女性にに選ばれる方法を考えることができます。
自然界から学ぶ「男同士の厳しい争いに勝ち抜く」ための戦略

人間の男性は、本能的に行動されるという「動物のオス」を研究することで、「いかにしてメスに選ばれるようになるか」を考える必要があるでしょう。動物のオスは、子孫を残すためにメスに選ばれる行動を行う傾向があります。人間の男性がモテる男性になるためにも、動物的な本能に基づいたメスにモテる行動を学習していく必要があるのです。

ライオンのオスの場合

ライオンは、メスのライオンを中心に血縁関係のある5~6頭のメスライオンたちで「プライド」と呼ばれる群れを形成します。このメスライオンは、血縁関係があるので結束が非常に強いという特徴があります。子育てにおいても、群れに所属しているメスライオンが共同で子育てを行うことも知られています。

オスは、血縁関係のあるメスの中に留まる訳にはいかないので、生後2~3年で単独、もしくは兄弟たちと群れを出て、広大な土地を移動しながら、自分が入ることができる別の群れを探すことになります。ライオンのオスは、どこかで群れを乗っ取り、メスと早く交配しないと、すぐに次のオスに今度は自分が群れを乗っ取られてしまうことになります。ライオンのオスの体が強い時期は僅か数年であり、その間に子孫を残さなければ、若いオスに負けてしまうようになるのです。群れを乗っ取ることができなければ、一生涯にわたり、他の群れに入れないオスもいます。つまり、自分の子孫を残すことができないまま生涯を終える「負け組み」になります。

ライオンは群れを乗っ取ると、前のオスとの子供を殺すことでしられています。オスも好んで同族ライオンの子殺しを行うとは思えませんが、群れを支配してから、すぐにメスを発情させて交尾を行わないと、別のオスに群れを乗っ取られてしまう可能性が高くなるからです。自分が群れを支配下に置いているうちに群れの中でメスを発情させて交尾を行うために「子殺し」を行うわけです。

オス同士が兄弟で仲良くしている状況で旅しているならば、協力して群れを乗っ取り、2頭のオスで10頭以上のメスがいるような大きな群れを統率することもあります。オスが2頭ほど協力した場合には、より多くのメスを囲い込むことができて、子孫を繁栄させるチャンスも広がるのです。

メスが発情期になると、群れのオスの前で伏せてオスを待ちに入ります。それに応じて、強いオスは発情したメスに対して交尾を繰り返します。稀に動物園のような場所で、メスがオスの前で伏せても興味を示さないような「やる気のないオス」は、メスから群れを追い出されてしまいます。メス側から見ても、すぐに発情して交尾してくれる「強いオス」を求めているのです。すぐに発情してくれないオスは、メスから見ると全く要らないオスなのです。メスが求める時には、オスはチャンスとばかりにきちんとメスの相手をしてあげないと、メスから相手にされなくなるということです。
 

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