すぐに見返りを求めてしまう人は、テイカーなので注意が必要です。ちょっと女性に奢ったぐらいで、奢ったのにやらせてくれないなどと文句を言う男性は最低でしょう。それと似たようなことをする男性は多いので、女性はギバーか、テイカーかを慎重に見抜く必要があります。
モテたいならギブするしかない
男性・女性ともにモテたいと思うのであれば、自分なりに相手のことを考えてギブすることを続けるしかありません。男性、女性ともに与え続ける人の所には、多くの異性が寄ってくることになります。そして、与え続ける人に何かお返しがしたいと思うことでしょう。
周囲の人にギブを続けることは、周囲の人から高評価を得る上で大切なことです。それでギブを続けるのはいいのですが、自分が楽しめる生活、人生の方向に向かっていくことも大切なことで、自己犠牲を伴うものであってはいけないということです。
長期的な人間関係におけるギブ
成功するギバーは、今の段階で損得を考えているというよりは、長期的な人間関係で物事を考えています。信頼できる人にきちんとギブしておけば、それが10年後、20年後になるかもしれないけど、何かいいことがあるかもしれないぐらいに考えているのです。
すぐに見返りを求めたりするのは、ギバーではなくて、テイカーの発想になります。人間が成熟するに従って「ギバーの色」が強まっていきます。それは、大人になっていくということでもあります。
大人になったらギバーになること
周囲の大人から、愛情・お金などを与えた貰えるのは、子供のうちだけです。大人になるという事は、周囲の人に与えて、貰ってという「やり取り」を行っていく必要性が生じてくることになります。両親は、子供に対して見返りを求めずに愛情を与えながら育てていきます。大人になったら、その愛情を受けることはできません。
大人になったら、自分が愛情を与える側（＝ギバー）となる必要があります。大人になって、誰かから愛情を受け取ろうとしてばかりでは、周囲の人から相手にされなくなってしまいます。
大人のテイカーは失敗しやすい
大人になってからテイカーでいることは、確かに小さな成功をするぐらいはできるかもしれませんが、周囲の人間関係を破壊していくことにも繋がります。短期的な関係を続けていくことで、信頼関係を構築していくことはできないからです。
ギバーの人たちは、相手から何かをして欲しいと考えている訳ではありませんが、当たり前ですが自分が損をし続けることは嫌うのです。自分が損をし続けて、テイカーに搾取されることを嫌うからです。
成熟は簡単に手に入らない
人間にとって「成熟」というものは簡単に手に入るものではないでしょう。自分自身に相当の自覚がないと、大人になっていけないのです。成熟の向く方向性は、面白いかどうかということによる決断です。自分が面白いと思えば、そこにエネルギーを使いますし、面白くないと思えば、エネルギーを最小限にします。
自分が楽しいことを開始すれば、それはお金になる必要がないのです。それがお金になるのは、5年後かもしれないし、10年後かもしれません。すぐにお金にならなくても、面白いことなら続けられるといういうことがポイントになります。ユーチューバーとかは、まさにそれですね。自分の好奇心で動いている訳です。
アダルトチルドレンの存在
両親との関係で愛情不足で育った場合には、とにかく「私をもっと見て欲しい」というタイプになりがちです。SNSの写真で自分の顔を大きく投稿したりしています。周囲の人から「奪い取る」ことで愛情を感じようとしています。
若い時には、テイカー的な性質を持ち合わせているのは、当然と言えば当然かもしれません。両親から育てられるのは、ギブを受け取るからです。そこでは、誰もがテイカーになってしまいます。
全体の利益を考えられるギバー
成功できるギバーというのは、全体の利益を考えて行動することができます。例えば、皆で遊んだ帰りに車で帰る人がいて『1人で車で帰るなら、そちらに送って行って貰う代わりに彼に1人500円ずつ支払おうよ』と提案したとします。そうすると、彼は500円×4人＝2000円の現金収入が得られて、乗った人は「安くて早く帰れる」そういうWin Winの関係になる事ができるわけです。ここで「負けた」と感じる人は誰もいないわけです。
ボトムに落ちてしまうギバーの場合には、周囲に奉仕をしてしまって、1人負けの状態になってしまいます。やはり、全体の利益を考えながら行動ができる人は、周囲にも慕われて、どんどん成長していくことができるので、成功者になることができます。
ギバーがギバーを好んでいる
誰かに与えるギバーは、同じくギバーを好む傾向があります。これは、ギバーが損をしないためにも、非常に重要なことでしょう。つまり、ギバーの友達はギバーになるので、テイカーの友達はテイカーになる可能性が高いということです。
成功者たちの多くは、テイカーを瞬間的に見抜いて付き合わないようにします。その結果、ギバーの周りには、大勢のギバーが集まることで、成功者に成功していくことになるのです。ギバーはもともと少ないのに、自分がギバーであり続ければ、周囲にギバーが集まってくる傾向があります。
ギバー同士で利益が最大化される
企業の中にも、ギバーが多いことは、好循環を生み出すことになっていきます。ギバーが揃っていくことで、組織はどんどん拡大していくでしょう。逆にテイカーは相手から搾取することしか考えていないので、組織が崩壊に繋がっていくことになります。テイカーは、組織から排除する必要性が出てくるのです。
テイカーの周囲にテイカーが集まる
何かを人から搾取しようと思えば、そういう人たちを引き寄せてしまうことになります。そうすると、一緒にいる人たちの中で、騙しあい、奪い合いが起こることになります。相手から何かを奪えないかをお互いに考えるような状況になってしまうからです。そうなってしまっては、周囲の人から距離を取られてしまいます。
テイカーは、人から何かを奪い取ろうとするので、テイカーの周囲に集まる人も同じようなテイカーにならざる得ないということです。自分自身がテイカーになってしまうと、それだけで、何かとトラブルが増えてしまいます。
テイカーは自分のことばかり考える
テイカーが考えていることは、どうやって相手を利用しようかということばかりです。そのことは、態度・行動に自然に出てしまいます。どうしても隠せない場面がでてきますし、大人になると周囲の人も、自分が利用されたくないので警戒心が強くなる傾向があります。
無意味なギブをしない重要性
成功するギバーとは、場所、人などをきちんと選んでギブを行うようにします。何でもいいからギブすればいいというものではありません。無意味なギブは、自身を疲弊させるだけで、何も生み出したりしませんし、周囲の尊敬も得られることができません。テイカーは、無意味なギブを狙ってつけ込んできます。
無意味なギブを繰り返せば、自分自身が損をし続けることになってしまうので、いずれ燃え尽きてしまうことになります。与え続けることで燃え尽きてしまうのです。例えば、友人などに貢献することを優先するあまり、自己犠牲してしまう人です。ボランティア活動も、自分の安定があって始めて成立するものです。
面白いことはみんなで実現する
典型的な成功ギバーは、エンジェル投資家と言われていて、その人たちは面白いことに投資したがります。自分の興味、関心が持てることにどんどん投資を行っていくわけです。リターンがあるかどうかより、面白いかどうかで決めるわけです。多くの人を巻き込めるのは、お金よりもその「面白さ」だったりするのです。
自分自身が楽しめることをする
自分自身が女性とデートをしにいって、女性のためにお金を使ったとしても、それは「自分自身も楽しい」と感じているので続けることができます。お金を支払う時は、その時間に感謝できる時にお金を出せば良いのです。
相手のためを考えて何か行動をすることは素晴らしいことですが、それは「自分のため」でもあるのです。大人であれば、相手にギブをする時に「この行動がどう自分のためになるか」ということまで計算に入れて行動する必要があるということです。そのことが、動く動機になる訳です。
自分が信頼できる人になること
自分が「人から信頼される人」になることができれば、周囲には「信頼できる人」が集まってくる傾向があります。自分が信頼できない人であるにも関わらず、信頼できる人と付き合うことを考えるのは、完全に「テイカーの発想」と言えるでしょう。相手から何かを奪い取ろうという姿勢では、いけないということです。
自分が時間に遅刻しないこと、相手のことをきちんと考えることなど、基本的なことをする人間にならなければいけません。そうしなければ、まともな人が近くに寄ってこなくなってしまうからです。誰からも信頼されない人間の近くに、まともな人間が寄ってくるはずがありませんよね。
テイカーを見抜く必要性
テイカーは、人当たりの良さで判断できるものではありません。人当たりの良いギバーなら分かりやすいですが、人当たりが悪いギバーもいます。また、人当たりの良いテイカーもいれば、人当たりが悪いテイカーもいます。最も気をつけなければいけないのは、人当たりが良いテイカーということになります。
ギバーの所には、自分でも無意識のうちにテイカーが近寄ってくることが多いので、それを上手に回避していくのが「世渡りが上手い人」になると思います。テイカーは、ギバーをコントロールすることで自分の利益を拡大させようとするので、注意が必要になります。
テイカーを回避する必要性
チームの中にテイカーが存在していると、そのテイカーは、ギバーの親切行為をすべて自分の利益のために吸い取ろうとします。1人の強烈ななテイカーがいると、「ギブをする人が損をする」状況になり、誰もギブを行わなくなってしまいます。ギブを誰も行わない組織は、早々と崩壊します。
テイカーがいることは、ギバーを消失させる効果があるので、組織にとって大きな問題になるのです。そこで個人は、テイカーの人を回避しながら生きる必要がでてきますし、組織においてテイカーを排除しなくてはいけないということになります。
男性から搾取しようとする女性
男性を利用するテイカー女性には、特に注意が必要になります。テイカー女性は、男性から何も奪えなくなってしまった場合には、自分が被害者であると周囲に訴えかけるので非常に厄介です。このようなテイカー女性に関わると、時間・お金を無駄にしてしまうので、なるべく関わりを持たないことが大切です。
このテイカー女性の特徴は、自分が競争に勝ち残ることを意識して、そのために人から奪い取るのが当然だと思っているタイプです。
ギバー男の自己主張が弱い
ギバーは、相手にきちんと興味を向けることができるので、自己主張を控えめにしています。自分のことを知って貰おうとするよりも、相手のことを知りたいと思っています。相手の気持ちを優先するような会話を心がけるので、楽しく会話することができます。
自分の自慢話をしてくるような男性は、ほとんどテイカーなので気をつけた方が良いでしょう。
