
攻撃性が高い人は、ただ相手を支配することを考えるので、良心を持ち合わせていません。自分が周囲を支配することだけが目的に、周囲の人をターゲットにして攻撃していきます。自分の利益のために周囲の人を抵抗なく利用していきます。自分のためであれば、集団が崩壊したり、相手が不幸になっても良いと思っています。
発言力が強い人に寄生する
集団の中で、発言力が強い人(=その多くがリーダー)に寄生することが多いです。社会的に力のある人に近づいて、ターゲットを消耗させることを目的として、トラブルを引き起こします。印象を良くして周囲を巻き込みながら、発言力の強い人をターゲットに攻撃を仕掛けていきます。組織のリーダーを悪者にして、自分の方に利益を流そうとします。
ターゲットにした人を攻撃するために、周囲の人に対して懐疑心を抱かせることが目的になります。ターゲットのリーダー格を奪い取りたい時は、親しさをアピールしてから、その相手の悪口を言いふらして自分が格上であるとアピールします。
表面的に親切に接する
表面的に相手のことを考えているように親切に接します。次にマニピュレーターがどんどんターゲットを孤立させることで支配しようとします。「この人がいないと私はダメになる」と思わせて依存させます。相手を支配できれば、他人がどうなろうと知ったことではないと考えています。
特にターゲットにされやすいのは、優しい人、無抵抗な人、あまり相手を疑わない人です。人のことを容易に信頼しやすい人をそそのかして、自分の思うように動かして、自分が利益を得ようとします。
好戦的で勝ち負けの話をする
カバートアグレッションは、いつも好戦的で何でも「勝ち負け」で判断したがります。そして、人間関係を誰かから搾取することであると「歪んだ考え方」をしています。相手を利用対象と考えて、どうやったら相手を利用して、相手から搾取できるかを考えています。
何でも上下関係を付けたがり、収入を比較したり、勤務先を比較したり、社会的な立場を比較する人は、友達と呼べる人ではありません。仕事・収入は、友達を判定する上で大切なことではありません。
怒りで相手をコントロールする
普段は優しく接していますが、たまに怒りを加えることで、相手をコントロールしようと試みます。自分のメリットがありそうな相手と付き合い、自分がコントロールしようとします。
ターゲットに気づかせず攻撃する
マニピュレーターは、ターゲットに築かせないように攻撃を仕掛けていきます。例えば、周囲の人に悪い話を吹き込んだり、他の人から悪い噂を流したりします。
攻撃性が高い人を代行する
彼氏・彼女の関係では、攻撃性の高い人を代行する役割を担うことがでてきます。彼氏に代わって彼女がターゲットを攻撃するように周囲に悪い噂を流すなどの行動をすることがあります。大人の付き合いでは、そうした攻撃する人、攻撃される人とも距離を置きたがる人が多くなります。
攻撃を代行する周囲の人間たちは「フライングモンキー」と呼ばれます。攻撃性が高い人を代行しているうちに、自分の攻撃性もどんどん高くなり、批判的になっていきます。そうなることで、周囲の人はどんどん離れていくので、孤立を深めていくことになります。
優しさに付け入ってくる
カバードアグレッションの人は、優しくて、利用できそうな人の隙に入り込んで、自分が支配しようとします。「自分は不幸なのだから他人から搾取するのは当たり前」と考えて、周囲の”友人”と称する人から搾取を行おうとします。
周囲から孤立していく
愚痴・文句を言って他人を攻撃している人は、それに気がついた人は離れていくので、どんどん孤立していくことになります。特に年齢が高くなってくると、実行力もないのに文句ばかり言う人を誰も信じなくなります。
結局は、自分は何も労力をかけずに人の労力に乗ろうとする「フリーライダー」は、周囲の人から尊敬されることも、信頼されることもないのです。組織の中で「それほど嫌ならやめる」という選択もできるのです。