自分の周囲に人が集まってくる人は、自然と人生も豊かな方向に向かっていきます。逆に人が離れていく人は、自然と孤立していきます。
絶対にギバーでいるべき
テイカーは短期的にみると得をできますが、長期的に大きな成功をすることができません。それは、周囲の人と人間関係を構築することができないからです。ギバーでいることは、長期的にみて人生のプラスになっていきます。テイカーでいれば、人間関係がどうしても悪化するからです。
自分自身が「誰かから奪い取ること」をやめて、自分が誰かの役に立ちたいと思うことから始めなくてはいけないでしょう。長期的にみれば、それが自分自身に何かの恩恵となって帰ってくる可能性があるからです。
ギバーは自然にできる行動
自分自身が好きなことに対しては、誰でも熱中できるものです。ギバーというのは、自分自身がやりたいから行っていることであり、メリットがほとんど期待できないようなことでも行います。例えば、被災地にボランティアに入ることは、自分に対しての見返りは、全く期待できませんが、多くの人がそれを行っています。
テイカーは泥棒・詐欺師である
テイカーというのは、周囲の人に働かせて自分は何もせずに利益だけを奪い取る「泥棒行為」を行う人です。もちろん、泥棒行為を行っている人は、全く信用されませんので、周囲から信用・信頼されることは絶対にありません。泥棒行為を行う人にも、金持ちになる人はいるでしょうけど、ギバーに比べるとごく僅かです。
泥棒・詐欺師は、どうやったら相手を口先で言いくるめて、自分の利益を収奪できるかを考えています。最初の印象を良くしようと相手に合わせたりして、考えていることは「いかに相手から収奪するか」ということであったりします。
自分自身が行動すること
ギバーは、誰かに動いて貰って利益を上げようと考えるのではなくて、自分自身が動いて利益を分けようと考えるものです。その結果、周囲の人が手伝ってくれたりするようになり、どんどん好影響が広がっていきます。目の前の人を動かして利益を得ようとしても、儲かるものではないのです。
何でも周囲のせいにしてばかりいる人というのは、結局のところ自分の実力が付くことがないので、成長の機会を失うことになります。全く成長しない中で年齢ばかり高くなると、「中身が全く空っぽの人」だと思われるようになります。
人間が成熟するとギバーになる
人間は、年齢が高くなって成熟してくとギバーになっていきます。いつまでも成長できないで、人から奪い取ることで生きようとしている人もいるでしょうけど、それでは人生がうまくいかなくなっていくのです。ギバーになるということは、自分自身が社会のどこで責任を持つのかを決める過程にあるでしょう。
日本人が農村部で暮らすには、ギバーになって周囲から評判が良くなることが生きる術でした。農村部の「隔離されたコミュニティの中で生きる」ということは、必然的にそのコミュニティに対する貢献を求められるということでもあります。短期的にではなくて、一生涯の貢献を求められていくのです。
同じような人が集まる
ギバーの周囲には、ギバーが集まる傾向があります。そして、テイカーの周囲にはテイカーが集まる傾向があります。そのため、テイカーの近くにいるだけで、「この人はテイカーと同類だ」と思われて、人々が遠ざかってしまう可能性があります。
テイカーになれば、周囲からの信頼を失い続けることになります。その結果、誰も相手にしてくれなくなって孤立していきます。自己中心的な行動を取り続けると、周囲の人の信頼を失ってしまうことになります。
ギバーが得するシステムづくり
何かを提供した人が絶対に得するようなシステムを作っていくことが大切になります。何かをやったら、それが長期的な報酬として得られるシステムが大切になっていきます。
自分のためにやること
自分自身のために行うことが、誰かの役に立つことであれば、自分も相手もWin-Winになることができます。それが自己犠牲を伴ってしまった場合には、周囲の人に奪われているということになります。実際、自分のためにやっているのであれば、周囲の人に奪われようが何しようが関係ないということになります。
自分の得意分野を活用して、相手のためになることをすることは、自己肯定感の向上にも繋がります。
言い訳ばかりのテイカー
テイカーは、うまくいってる所に接近して、自分の手柄であるかのように主張します。何かをする人に対して批判を行いますが、自分で責任を伴う行動を何１つ行わないという特徴があります。
自分自身が何かに対して責任を持つことを嫌います。完全に人任せにしながらも、口だけは達者です。テイカーを排除するためには、「実際に実績をあげているかどうか」だけに注目することが重要になります。要は、ごまかしが効かない状態にするということです。
テイカーに関わらない
誰がテイカーであるかは、最初のうちは分かりません。そのため、とりあえず「先行投資」を行うのは悪いことではありません。しかし、テイカーと一緒にいると「違和感」を感じるようになっていきます。そのまま放置すると、自分まで周囲から「テイカーの一員」と思われて、避けられるようになってしまいます。
与えるものを沢山持つ
ギバーでいることが成功しやすくなるのは、自分自身の経験値が増えていき、与えるものがどんどん増えていくからです。若ければ、若いということも1つの大きな長所として扱われることがありますが、誰でも年を取って、その長所は失われていきます。
好きなことに向き合うこと
好きなことにきちんと向き合うことができれば、そのスキルは大きく上昇するでしょう。例えば、スキーのインストラクターは、スキーが好きでなくてはいけません。そうは言っても、誰もが一流のプロを目指すわけではないので、
テイカーに与え続けない
自分の労力が全てテイカーに吸い取られてしまうようであれば、自分自身が貧しくなってしまいます。テイカーに対して「どんどん与えてしまう」のは、単なるお人好しであって、テイカーの餌食になって身を滅ぼすことになってしまいます。
テイカーでは成功しない
テイカーの状態では、「最低限のことしかやろうとしない」状況になり、自分自身の能力を最大限に発揮することができなくなります。それでは、自分の才能をセーブしている状況と同じになってしまいます。つまり、賃金労働者と似たようなパフォーマンスしか出せない、出さないというわけで、それでは成功しません。
自分自身が成功するためには、パフォーマンスの最大化が必要です。自分自身のために、やれることで能力を最大限に発揮することで、自分の実力をどんどん伸ばすことができるようになるのです。そして、周囲にギバーが集まれば、相乗効果も生まれていきます。
ギバーは長期で得をする
ギバーでいることは、周囲の誰かが助けてくれることを意味しています。ギバーでいて10人中2，3人でもそのことを覚えてくれている人がいるだけで、自分にとって価値があることになります。
